画像が少しあれ気味ですが、先日の教室の様子。
小学4年生の子が小学2年生の子に教えている場面です。
後から聞いた話ですが、2年生の子は習っているところがちょっとニガテだったようです。
いつもとペースが違ってなかなか進まず・・・。
私は気にしつつも、どうしていくか様子を観察していました。
集中力が続かず、でも、やろうともがいている感じ。
すると、4年生の子が声をかけました。
「これ、こうやって考えるとできるかもしれんで〜」
「こことここを数えたらどうなる?三角形と四角形って何が違うと思う?」
いつもそんな風に言う子ではありません。
どちらからと言うと場のムードメーカーといった感じで、
面白いことを考えたり、言ったりする子です。
2年生の子もちょっとびっくり??
でも4年生の子のヒントでピンっ!ときたようで、
鉛筆が動き出し・・・
それを見た4年生は、自分の問題に戻ります。
解いている問題は3桁割る2桁の割り算。
自分も大変な問題を解いています。
難しい問題の時は集中力を欠くこともあるのに、
試行錯誤しながら、何度も消したり書いたりしながら、
いつもよりハイペースで問題を解いていきました。
答え合わせが終わり、私が
「次はこの文章題ね(応用問題)」
と言うと、すぐに
「やるっ!頑張る!」
またあっという間に解いてしまいました。
この様子を見ていた2年生も頑張っています。
それを見た他の小学生もペースを上げています。
空気がすごく良い雰囲気に変わりました。
たった1時間の中でこんなことが起きます。
作ったのは生徒さんたちです。
4年生の子は、教えたからには自分も頑張る。
2年生の子は、教えてもらったから、頑張れる。
他の子も、2人の様子を見て、頑張れる。
教えあうことは、知識の整理だけでなく、
モチベーションのアップにも繋がる事を感じました。
さあ、次はどんな感じになるかな?