《ママさんたちからよく聞くお悩みシリーズ②》
『鏡文字(左右逆)になってしまって、心配です。』
『横画を右から左に書いたり、縦画を下から上に書いたりします。』
こんな風に悩んでいるママさんって、実は多いのです。
1、鏡文字(左右が逆になっている字)って何?
3歳前後で、字に興味を持つ子が増えますね。
の記事で、鉛筆の持ち方も公開しているので
よかったら参考にしてくださいね。
鏡文字とは、上下は合っているけど、左右が逆転している字。
とくに字に興味を持ちはじめた3歳くらい~年長さん、ひらがなの学習が始まるまで
鏡文字になるお子さんが多いと思います。
2、なぜ、鏡文字になるの?
右利きのお子さんを基本に書きますが、
えんぴつを右で持ったとき、
時計回りに動かすことが難しいのが1つの原因と言われています。
「め」「ぬ」「あ」などの字などが書きづらいんですね💦
教室でも「あ」は特に鏡文字になりやすいと実感しています。
あとは、まだ「ひだり」と「みぎ」の区別理解がしっかりできていないということも言えます。
お家で「えんぴつは右だね」「お箸も右だね」「お茶碗は左ね」など、
いつも声かけをしてあげると自然と左右の区別がついてきます。
3、横画を右から左、縦画を下から上に書くのは大丈夫?
横画を右から左に書くのは左利きのお子さんに多いと思います。
これも左手で鉛筆を持ってみると分かりますが、
左から右の横線って書きにくいですよね。
小学校になり、漢字を習うようになっても、
頭では正しい書き順ではないと分かっていながら
右から左に横画を書く子は多いです。
多いからいいというわけではありませんが、
本人もわかっていて、いざという時にきちんと書けるようなら
心配しなくても大丈夫です。
(ただし、毛筆の授業では左利きでは書きにくいと思います💦)
縦画を下から上に書く場合。
これは利き手にかぎらす起こることです。
(ちなみに、うちの次男は「と」という字を2画とも下から書いていました)
下から上に書く文字は基本的にありませんので、
これはしっかり見てあげて欲しいです。
いずれにせよ、
小学校でひらがなを習得するときに正しい書き順は教わります。
が、
それ以前にひらがなを書く機会が増えているのが現状なので、
時々書いてる様子を眺めて縦画の書き順に関しては正してあげてください。
鏡文字はお子さん自身が左右逆になったことを気付いている場合が多いので
「あれ?反対になったね~笑」と軽く気づかせてあげるだけで大丈夫です。
左利きのお子さんの横画の逆転も、
本来の書き方を教えてあげることは大事ですが
「書きづらいよね~。わかるよ~💦」とひとこと添えてあげてくださいね。
ひらがなのよくある間違いや教え方のポイントなども、
シリーズで書いていこうと思います。
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